水彩の境界線
いつかわたしも渡ってゆこう

蝶の羽が
さようならを残さないように
殺してしまった
花から花へ
蜜を運んで 泣いたりしないため

横一文
絶えることなくそれは凪いだ

白い空に
墨をこぼす死神
けして 振り向いてはだめと言う
冷えた米
冥土の土産には安くはないか

水彩の境界線
いつかわたしもおいてゆこう

あなたが空に昇るころまでに