A.A



鏡に写る ワンレン
ああ お前の顔は

見飽きたわ。

温かさのない 焦った声
話が終わる前に目を閉じバスローブが足元に落ちたのも気にせず 携帯を切って投げ出した

いやに赤い 磨かれた爪が
醜く見えた

あの子は泣いているだろう
嫌いだと 投げ捨てるように言われたけど
今のあの子は きっと
誰でもいいから傍にいて欲しいのだと思う
ならば、誰でもなく 私が傍に
可愛い可愛いあの子の傍にいなければ。

宝石も靴も これ以上欲しいものはない
私を飾るには
あまりにも私は醜くいから

すべて捨てて
あの子だけを守って生きる。