The Rain



雨を蹴って歩いた

雨はあのひとが恐れるものだからわたしも嫌い

そう言い聞かせてた

本当は、何とも思わなかった

夜雨などなくても

彼はきっと魚になれたんだ

今は、きっと自由

夜雨など、降っていなくても

彼は家族を手放した。

今は、きっと

風に憧れるのは

あのひとが風だと言われるから

だからわたしも、

けれど、本当は

夜中寝れないわたしを逆撫でする

強いあなたが怖かった

風は、海の嘆き

海は、わたしたちの母

あなたになりたかった

わたしは

一から十まで、あなたを欲しがった

でも無理だった

わたしは翼を持てない

でもわたしは

あなたに、なりたかった