絶望と決定



死んでしまおうと思った。

これ以上辛いことなどないと思った。

絶望し、落胆し、諦めた。

母は黙って聞いた。

私の声色が本気だったのか他に理由があるのかは分からないが。


しかし考える

人一倍働きづめた母は女手で人一倍稼ぎ、私に人一倍貢いだ。

親の義務の域を軽く超越している。

ならば、私はかけた金に見合う人生を往かなければ。

ここで命を落とせば骨折り損も良いところ。

金が勿体ない。

ならば生きようか。


これ以上辛いことなどない

ならばこの先歩む道は何て易いことだろう