此岸





永く続く此の階段

踏み迷わぬようにと強く歩いてきました

例えばその先が

茨だらけの路であっても

辛くはありません そう私は誰より強いから

痛む足も苦には成らない



大切なのは ひとつだけ 忘れないと言う事

二度と立ち上がれなくても良い 諦める事は出来ないから

涙など見せない いつかあの場所に辿り着くまで





永く続く此の路で

私はいつからか弱くなっていました

例えばその先に

花園が広がっていても

信じる事は出来ません そう私は夢だと気付いてしまうから

此の瞳は光を求めるだけ



分かってたのは ひとつだけ 振り向いてはいけないと言う事

倒れる事も構わない きっとただでは起きないから

涙が頬を伝う 桃源郷などありませぬ





分かってたのはひとつだけ これからも此の路は続く事

大丈夫、まだ強がれる 悲しくても涙は見せないから

大切なのはひとつだけ 見失わないと言う事

大丈夫、まだ戻れる 強く、強かった私に。



涙など涸れればいい。 

立ち上がれなくてもいい。

もう何も恐れるものなど 無いから。